NOTICE

2024年度 西武健保 決算概要

2025年7月18日に開催された「組合会」において、2024年度の事業報告ならびに収支決算が承認されましたので、その概要をご報告いたします。
一般勘定では、収入129億2,600万円、支出121億8,600万円、収支差引額は7億4,000万円でした。この額を積み立てた結果、財政基盤安定のために必要な別途積立金は28億8,700万円となりました。

健康保険料収入

健康保険料収入は2023年度に比べて5億2,000万円増加しました。

これは、被保険者の給与・賞与が増加し、平均標準報酬月額や平均標準賞与額が増えたことによるものです。

 

(参考)
平均標準報酬月額および平均標準賞与額 前年度との比較

 

  2024年度 2023年度
平均標準報酬月額 356,518円 347,672円
平均標準賞与額 1,063,568円 992,478円

①一般勘定(健康保険)

  • 保険給付費

    保険給付費は2023年度に比べて1億7,000万円増加しました。

    要因として、生活習慣病重症化疾患の増加に加え、がん、女性特有の疾患、花粉症、胃関連の疾病、睡眠障害や睡眠時無呼吸などの治療に要する医療費が増加したためで、医療費の増加傾向が続いている状況です。

     

    掘り下げると

     

    生活習慣病‥糖尿病、脂質異常症

    重症化疾患‥動脈硬化や大動脈瘤、脳血管疾患

    がん‥胃、大腸、前立腺、気管支及び肺 

     

    などが大きく増えています。

(参考)保険給付費の推移

納付金

高齢者の医療制度を支える納付金は、対前年度比で3億5,560万円減少いたしました。

個別には、前期高齢者納付金は6億1,070万円減少し、逆に後期高齢者支援金は2億5,310万円増加しています。

これは、前期高齢者納付金が65~74歳までの前期高齢者の1人あたりの医療費を元に計算されるのに対して、後期高齢者支援金は算定の基礎となる平均標準報酬月額および平均標準賞与額が増加したことによります。

西武健保では、コスト削減や運営体質強化を図るため、業務効率化やDX導入を積極的に進めました。健康管理ツール「Pep Up」の導入により、日々の健康管理や、申請手続きの簡素化に結び付けることができました。

2024年度の決算をグラフで見てみると…

※1万円未満四捨五入

②介護勘定(介護保険)

40~64歳の加入者(被保険者+被扶養者)の介護保険料は、健康保険組合が市区町村に代わって保険料を徴収し、国に納付しています。2024年度は収入14億8,529万円、支出14億4,382万円、収支差引額は4,147万円の黒字決算となりました。

介護保険

収入 14億8,529万円
支出 14億4,382万円
収支   4,147万円

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