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花粉症のセルフケア

花粉症の有病率は年々増加しており、この20 年で約2.2 倍、約43%に達しています。つらい鼻水やくしゃみなどの症状は、睡眠や仕事・勉強など日常生活にも悪影響を及ぼします。日頃からセルフケアを心掛けましょう。
※出典:「花粉症環境保健マニュアル2022」

日常生活で行う花粉症対策

  • 1 花粉症情報をこまめにチェック

    花粉のシーズンにはテレビやインターネットで飛散量が報じられます。飛散量が多い日は外出を控えるなど、事前の確認を習慣にしましょう。

    日本気象協会「花粉飛散情報」

    ※ 2026 年1月頃情報提供開始

  • 2 服装は花粉がつきにくい素材を

    花粉はふわふわザラザラした素材(例:ウール)につきやすく、さらさらツルツルした素材(例:ナイロンなどの化学繊維)にはつきにくいのでおすすめです。
    また花粉は静電気が発生するとつきやすくなるため、帯電しにくい素材(例:綿)もおすすめ。化繊でもポリエステル素材(例:フリース)とナイロン素材(例:ダウンジャケット)を重ね着すると静電気が発生しやすくなるので、避けたほうがよいでしょう。

  • 3 外出時はマスクを着用

    マスクの使用で吸い込む花粉量は約3分の1~6分の1に減り、鼻の症状を和らげる効果があります。隙間ができないよう、顔にしっかりフィットさせましょう。

  • 4 眼は花粉症用メガネで守る

    メガネを使用しない場合に比べて、防御カバー付きの花粉症用メガネ(ゴーグル状)では花粉量を約65%、通常のメガネでも約40%減らせます。人工涙液の点眼で眼を洗うのも効果的です。

  • 5 ワセリンを鼻の穴の周りなどに塗るのも効果的

    ワセリンを塗った状態で花粉が鼻に入ると、花粉がワセリンにくっついて中のアレルギー物質が鼻の中に飛び散りにくくなります。帰宅後は鼻をかんでワセリンをふき取りましょう。

    ※純度の高い白色ワセリンを使用

OTC医薬品を活用すれば、受診の手間を減らせる!

花粉症のつらい症状には、市販のOTC医薬品が便利です。病院に行かなくてもドラッグストアで購入できるため、忙しくても自分の好きなタイミングで対処できます。抗ヒスタミン薬や点鼻薬、点眼薬など、症状に合わせて選べるのも安心。受診や待ち時間の手間を減らしながらセルフケアが可能です。ただし副作用や体質に合わない場合もあるため、薬剤師に相談し、改善がみられないときは受診しましょう。

POINT セルフメディケーション税制を活用すれば節税もできる

このマークをチェック!

対象のOTC医薬品を年間12,000円を超えて購入した場合、「セルフメディケーション税制」により所得控除を受けられます。確定申告で忘れずに申請しましょう。
※医療費控除との併用はできません。

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